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■671 / inTopicNo.1)  2019年度卒業証書授与式
  
□投稿者/ 事務局 -(2020/03/01(Sun) 22:37:06)
http://fukaba.grats.jp/img/hall2.gif
    送辞・答辞・記念品授受担当の皆様は、卒業式当日までに書き込みを終了してくださるとありがたいです。
    最終的には今年度中に宜しくお願いします。

    書き込みの順番は特に問いません。
    優勝寮につきましては、3/10の締切後の書き込みになります。


    日時 ■ 2019/3/14(土) PL22:00-
    場所 ■ 講堂(フリールーム1:卒業生用 / 2:在校生用)
    内容 ■ 卒業証書授与

    ※どうしても時間のかかる行事のため、卒業証書授与のみチャット内で行います。

    詳しい内容は連絡詳細の「2019卒業式次第とご注意」でご確認ください。

    こちらには掲示板進行の内容を記載します。
引用返信 削除キー/
■672 / inTopicNo.2)  送辞
□投稿者/ シスター高橋 -(2020/03/01(Sun) 22:39:21)
    「送辞 在校生代表 二年菫組 鷹司瑠加」

    (返事をして起立、自席からマイク前に移動して送辞を済ませ、席へ戻るまでをロールしてください。
    ステージ壇上は使用しませんのでご注意ください/親記事URL参照のこと)
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■673 / inTopicNo.3)  答辞
□投稿者/ シスター高橋 -(2020/03/01(Sun) 22:45:50)
    「答辞 卒業生代表 三年菫組 伊香日菜」

    (返事をして起立、自席からマイク前に移動して答辞を済ませ、席へ戻るまでをロールしてください。
    ステージ壇上は使用しませんのでご注意ください/親記事URL参照のこと)

引用返信 削除キー/
■674 / inTopicNo.4)  表彰
□投稿者/ シスター高橋 -(2020/03/01(Sun) 22:50:22)
    2020/03/11(Wed) 23:42:15 編集(投稿者)

    「2019年度寮対抗戦表彰 優勝、白樺寮。
    白樺寮の寮長はマイク前にお願いします」


    (優勝トロフィーを寮に、また、寮生には記念品のペンダントトップを差し上げますので、代表して寮長が受け取ってください。
    こちらの寮長のレスに、祝福や寮生の喜びの声をレスしてくださっても構いません)



    ――[参考/世界観より抜粋]――

    『卒業式時に優勝寮寮長宛に優勝トロフィー(リボンに「20×× 寮名」等と優勝年と寮名が記載)が贈られます。
     また、寮生全員に直径2cmのペンダントトップが贈られます。表には校章が洒落れたデザインにデフォルメされており、中央の「F」は優勝寮のイメージカラーです。
     裏面に「四寮対抗戦 20×× 寮名」と三段に彫られており、高等部の3年間の3回のみ、しかも、その年の優勝寮生しか手に出来ない貴重な品です。
     材質はシルバーですが、それほど高価な品ではありません。しかし、高等部の生徒やOGであればその謂われ・誇りを必ず知っているという逸品です。
     学院内でタグの他に唯一身に付けることが許されるアクセサリーですが、卒業後は大事に仕舞っておき、同窓会等で身に付けるOGが多いようです。』
引用返信 削除キー/
■675 / inTopicNo.5)  記念品贈呈/在校生から卒業生へ
□投稿者/ シスター高橋 -(2020/03/01(Sun) 22:52:35)
    「記念品贈呈
    卒業生代表、三年菫組 小花衣紗久。在校生代表、二年楓組 灰谷まりな。
    在校生から卒業生へ」


    (卒業生・在校生席からマイク前に歩いて来てください。
    在校生代表はコメントと共に卒業生代表へ記念品を手渡してください。
    卒業生代表は受け取り、コメントをお願いします)
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■676 / inTopicNo.6)  記念品贈呈/卒業生から在校生へ
□投稿者/ シスター高橋 -(2020/03/01(Sun) 22:54:49)
    「記念品贈呈。
    続きまして、卒業生から在校生へ」


    (卒業生代表はコメントと共に在校生代表へ記念品を手渡してください。
    在校生代表は受け取り、コメントをお願いします。
    その後、各自席へお戻りください)
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■679 / inTopicNo.7)  答辞
□投稿者/ 伊香日菜 -(2020/03/09(Mon) 22:07:43)
    (油断するとあふれそうになる涙との戦いも証書授与で一段落したよう。
    妹の送辞は誇らしげな気持ち半分、はらはらな気持ち半分で聴き入っていた。
    いよいよ名前を呼ばれ、「はいっ!」と元気に返事をして立ち上がり、
    心配そうな視線を向けて来る同級生たちに笑顔を向け、しゃんと姿勢を正すとゆっくりとマイクの前まで歩いて行く。
    落ち着いて、落ち着いて…と自分に言い聞かせるものの、緊張で手足はふるえるし、心臓はバクバクしている。
    でも、負けないっ!と心に決めてこっそり深呼吸すると、ちょっぴり落ち着いて、
    仕来り通りの手順を踏んで式辞用紙をゆっくりと広げ)


    答辞


    朝、柔らかな日差しが深葉の森に差し込むと、ああ、今年も春が来たんだなとしみじみと実感します。
    高等部で迎える4回目の春です。
    昨年度、お姉さま方をお見送りしたように、わたしたち〇期生×××名は本日この学び舎を卒業します。

    思い起こせば初めての春、期待と不安に胸を膨らませて真新しい制服に身を包んで高等部の門をくぐりました。
    中等部の頃からいろいろ聴いて憧れていた「上級生であるお姉さま方が下級生である妹たちを導く」という伝統にのっとった
    四葉制度や姉妹制度を目の当たりにして、どきどきわくわくと心が躍ったものでした。
    体育祭や水泳大会などの寮対抗戦もさることながら、毎日毎日の部活動や委員会活動、寮生活、
    どのシーンでもお姉さま方が大きく頼もしく見え、憧れました。
    いつかはあんなふうにわたしたちもなるんだと思いました。
    そうして、お姉さま方の優しさに包まれて過ごしながら迎えた3回目の春。
    わたしたちは「お姉さま」と呼ぶ方から呼ばれる側になったのです。
    正直にいえば、自分たちに最上級生が務まるとは思えませんでした。
    いっぱい悩んだり迷ったりで、時には伝統の重さにつぶされそうになりました。
    でも。
    そんな時、励まし合う友と、支えてくれる妹たちがいました。
    ひとりじゃないんだって、時々は立ち止まったり甘えても良いんだって、悩むことだってみっともなくないんだって
    気付かせてくれる友がいて、未熟なわたしたちに信頼の眼差しを向けてくれる妹たちがいて。
    気が付いたら今日という日を迎えていました。
    三年間を思い返せば、わたしの心の中は温かな笑顔でいっぱいです。
    友の笑顔、姉妹の笑顔、そして、自分もいつも笑顔でいられたこと。
    全部を宝物として大事に抱えて旅立ちます。
    きっと、わたしの同級生たちも今、同じ思いを抱いていると信じます。

    妹たちへ。
    わたしたちは良い姉だったでしょうか?
    あなたたちを導くことができていたでしょうか?
    きっとその答えは次の春、また次の春に出ることでしょう。
    そうやって伝統を重ねて行くのだと今はしみじみ実感しています。
    後は任せます。
    揺るぎない信頼を持って、任せます。

    最後に、今日までわたしたちを見守り、ご指導ご鞭撻くださった学院長先生をはじめとした諸先生方、
    シスター、小母さま方、そして、支えてくれた愛する家族に最大限の感謝をこめ、
    深葉女学院の益々のご発展を祈念しまして、答辞とさせて頂きます。


    令和二年三月十四日 卒業生代表 伊香日菜


    (途中でほんのちょっとだけ涙声になったのはご愛敬、ちゃんと気持ちを持ち直し、最後までゆっくりしっかりと読み通した。
    式辞用紙を畳んで所定の場所に置き、万感の想いをこめて深く一礼、その後も仕来りに則った手順を踏むと席へと戻って行く。
    着席時に気がゆるんで椅子がかたりと音を立てたのは気にしないふりで…)
引用返信 削除キー/
■681 / inTopicNo.8)  記念品贈呈
□投稿者/ 灰谷まりな -(2020/03/10(Tue) 00:01:55)
    (たった今終わったばかりの表彰時には、笑みがこぼれもしたけれど。入場時から感じていた涙気は、幾度か溢れさせながら今もまだまなじりに。
    それを手の甲で拭い落とし、ちいさく深呼吸したら、友人たちから注ぐ眼差しに唇の端っこを持ち上げて応え。
    姉の名と並びで呼ばれたことを誇るように、はい、と短くたしかな返事をして立ち上がって、マイクの前まで。
    決まり通りに相手を変えたお辞儀をして目録を取り出すと、心なしか震えた手とこころとを宥めるよう、向かいに立つ姉を数秒間じぃと見つめてから広げゆく)


    ひと雨ごとに寒さもゆるみ、日差しが春のおとずれを告げる頃となりました。
    この佳き日に卒業を迎えられたお姉さま方、おめでとうございます。

    在校生一同より、お姉さまがたの門出を祝し、
    一、木製タグケース
    一、レザーの三つ折りキーケース
    一、贈る言葉冊子、及びスナップ写真アルバム
    以上の三点をお贈りします。

    年月を経て風合いの増す木製のタグケースは、蓋部分にお聖堂のステンドグラスを模したガラスを嵌め込みました。
    お聖堂で煌くステンドグラスは、マリア様に見守られて過ごした時間を象徴するひとつではないでしょうか。
    同じように入学時からお姉さま方を見守っていた身分タグや、大切な姉妹から受け取ったタグ、毎日身につけていたタイなど。
    思い出の品を納めたこのケースが、きらきらした高等部での三年間を、いつまでも美しいまま想起させてくれたらと思います。

    二点目はレザーの三つ折りキーケースです。
    お姉さま方が選び取られた、夢への扉を開ける鍵。
    おひとりおひとりの輝かしい未来に続く手掛かりを、大切に繋ぎ止めていただきたいと選びました。
    表地は皆さまお揃いの、落ち着きある深葉色。
    開いた内側は所属された寮色を配して、止め具の下に校章とご卒業年度、お名前をローマ字で刻印しました。
    馴染みの深いお色は、気持ちを和ませる効果があるように思います。
    新しく始まる日常がよろこびと充実に満ちたものであることを、妹たちはみんな願ってやみません。
    けれどきっと、緊張してお出掛けになる朝や、心身共に疲れてお帰りになる夜もあることでしょう。
    そんなとき、キーケースに託した願いと高等部時代の思い出が、お姉さま方のおこころに寄り添って、そっと解してくれますように。

    在校生ひとりひとりから、お姉さま方おひとりおひとりへ、ありったけの思いを込めた贈る言葉冊子と、
    万華鏡みたいに輝く表情をたくさん集めたスナップ写真アルバムも、やさしく懐かしくおこころを温めてくれることを祈って。
    以上の三点を、令和最初の卒業生となるお姉さま方へお贈りします。

    そして、最後にもうひとつだけ。
    すべての在校生から、お姉さま方へ。記念品のどれもに込めた、心からの想いを受け取っていってくださいね。

    いっぱいいっぱい、ありがとうございました。 ――― お姉さま、大好きっ!


    令和二年三月十四日
    在校生代表 灰谷まりな


    (手指に力が入りすぎて紙がちょっぴりよれたのは、見逃していただきたいところ。
    文中にしたためた願いを声に乗せるたび、姉と視線を合わせるべく持ち上げた目許と頬に、拭ったはずの涙滴がのぞいたことも。
    最後のひとことを紡いだ際の、いつも通りの語尾の弾みと満面の笑みで、塗り替えることが出来ていたらいいな。
    丁寧に畳み直した目録をお渡しした折に、触れた姉の手へくすぐったげにはにかんで。一歩下がって、深くて長めのお辞儀を一度)
引用返信 削除キー/
■682 / inTopicNo.9)  送辞
□投稿者/ 鷹司瑠加 -(2020/03/10(Tue) 00:22:10)
    (名前を呼ばれると「はい」と短く、はっきりと返事をしてから立ち上がる。
    ゆっくりとした足取りで在校生席の横を通り抜ると、一度マイクの側で立ち止まり、三方向に向かい順々に一礼をしてからマイクの前に移動を。
    式辞用紙を広げると、綴られた文字に視線を落としたが、その視線はすぐに卒業生席へ、柔らかい笑みと一緒に向けられた)


    送辞

    深葉の森や、学院の花壇でだんだん草木が芽吹き始め、春の訪れを感じるようになってきました。
    この佳き日に深葉女学院高等部を巣立たれるお姉さま方、ご卒業おめでとうございます。
    在校生一同、心よりお祝い申し上げます。
    校舎の窓からこぼれる穏やかな日差しも、春の温かな風にふわふわとなびく真っ白なカーテンも、お姉さま方の旅立ちを祝っているようです。

    卒業を迎えられた今、お姉さま方の胸にあるのはどのような思いなのでしょう。
    輝く未来への期待、まだ見ぬ明日への不安。
    きっと、どちらの思いもあるのだろうと、推察をしています。
    ですが、不安を感じているなら、わたしたちはこう断言をさせて頂きます。
    大丈夫です!あなた方はわたしたちのお姉さまなのですから、と。

    思い起こせば、入寮式。
    右も左もわからなかったわたしたちを、あたたかい笑顔で迎えて下さいました。
    寮生活や部活動、委員会では、戸惑うわたしたちにいつでも手を差し伸べ、優しく時には厳しく導いて下さいました。
    寮対抗戦では一緒に声を上げて笑い、戦い――、真っ直ぐに進む背中に励まされました。
    深葉祭では、あっと驚く出し物で楽しませて頂き、その発想の豊かさに憧れまし
    いつでも、お姉さま方の笑顔はわたしたちを励まし、力付け、進む先を教えて下さいました。

    そんなお姉さま方の笑顔があれば、やはり大丈夫だとわたしたちは思います。
    どうぞ、これからもお姉さま方らしく笑顔で進んで行って下さい。
    それでももし、踏み出すことを不安に思うなら、学院で学んだ事や培った事、結ばれた絆を思い出して下さい。
    きっと、お姉さま方の力になってくれることでしょう。
    少しだけ、我がままを言っていいのなら、わたしたち妹たちの事も思い出し、振り返って頂けると嬉しいです。
    わたしたちも、わたしたちらしく、笑顔でお姉さま方を励まし、力付けさせて頂きます。
    また、その笑顔が更に力強いものになるよう、努力を重ねていくことをお約束します。

    そして、これからはわたしたちが、お姉さま方から学んだ事を妹たちに伝えていきますので、どうかご安心下さい。
    最後になりましたが、これからのお姉さま方の笑顔溢れる日々と、活躍をお祈りして送辞の言葉とさせて頂きます。
    此れまでも、此れからも――、そしていつまでも変わらない愛をこめて。
    ごきげんよう、お姉さま方。

    令和二年三月十四日
    在校生代表 鷹司 瑠加

    (ゆっくりと淀みのない口調、途中で用紙に視線を落とすことなく送辞の言葉を述べてたが、最後の最後で声が震えそうになったのをぐっと堪え。
    読み終わりと同時に、卒業生席へ向けられる視線は、ある一角で留まり。そこに見せるのは得意そうな、褒めて欲しそうな顔。
    式辞用紙を畳みむと、深く一礼を。その後は作法に通りに三方向へも一礼をして。
    出来る限り、キリッと表情を引き締めながら席へ戻り、座ると同時に深く息を吐き出した)
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■686 / inTopicNo.10)  受賞
□投稿者/ 舘木冴子 -(2020/03/12(Thu) 22:47:07)
    (答辞を終えた友人が着席時に立てた音に淡く笑って、僅かばかりの心配と緊張も一段落。
     ―――したと思った瞬間、呼ばれた自寮の寮名へ反射的に背筋を伸ばし。
     沸き立つ声を聞きながら瞼を伏せ、何とも言えない高揚に口の端をにんまり持ち上げた。
     三秒後、諸々の感情を押し隠した澄まし顔に塗り替えると、近くの白樺生たちとハイタッチを交わしながら所定の場所へと進み出る。
     感謝の言葉を返しつつ、トロフィーとペンダントトップを受け取るまでは平素通り落ち着いた風。
     その場で一年生から三年生まで、全校生徒の顔を確かめるようにゆっくり視線を滑らせてから、マイクへ一歩足を近づけ。)

    先ずは、紫苑、紅梅、萌黄、白樺、全寮の皆さんへ。一年間お疲れ様でした。
    一年を戦ううちに、同寮内に連帯感を感じるのは勿論、
    心密かにライバルとして定めた他寮生が出来たりもしていたのではないしょうか。
    因みに私個人にとっては、四葉、特に紅梅の君がそうでした。
    その時々、また総合した結果がどうなったかも、それぞれでしょうが、
    一人一人が今年の闘いに満足出来ていたら、とても嬉しいです。
    この壇上から見える色んな表情から、自寮と仲間たちへの愛情が感じられることも。
    白樺寮長として、四葉の一人として、一生徒として、好敵手たちに心からの敬意を。ありがとうございました。

    (全校生徒に宛てた感謝を紡ぎ終えると、先ずは正面、在校生席の側に深々と一礼。
     続いて卒業生、楓・椿組ブロックと菫・葵組ブロック各方向を振り返ってのお辞儀を一度ずつ。
     三度お辞儀を繰り返したら、学院長先生と本日司会をお務めのシスターへ、少しだけ目を瞑って下さいとでも言いたげに悪戯に笑った目線を送り。)

    ―――よっし!白樺寮の皆、おめでとーう!白樺最高!

    と。白樺寮の皆には、これ以上、余計な言葉は要らないでしょ?
    云わせるつもりが云わされた、と嬉しくも悔しくも思うけど。それ以上に誇らしい、かな。
    私は多分、自覚してる以上に、白樺寮が大好きでした。
    最後に、三連覇を目論むと堂々宣言していた万衣子さん。健闘に期待してるよ。
    来年も白樺寮長が、晴れ晴れ笑ってますように。

    (大人しく胸元に抱くようにしていたトロフィーを、頭上に高々掲げながら腹から出した声が、
     マイクを通してキィンとした耳鳴りを押し付けていたら申し訳ないところだが。
     それでも晴れた表情を曇らすことなく、むしろ眺め渡す視線が白樺生とかち合う度に笑みが深まったような。
     して、上履きが床に擦れる音を立てて二年楓組の方向に向き直り、トロフィーで指すように一人の後輩を示しにーっこり。
     若干痛い気がする先生方の視線を気にするでもなく締め括ったら、来賓席と先生方に澄ました一礼をし直して、しれりと自席へ戻って行った。)
引用返信 削除キー/
■687 / inTopicNo.11)  心からの賛辞を。
□投稿者/ 香椎七緒 -(2020/03/13(Fri) 00:13:56)
    (答辞の役目を終え、戻る椅子の音に口端が思わず持ち上がったのは、
    恐らく同じ頃合いだったろうか。直後に呼ばれた寮の名前には驚く様子のひとつも見せず。
    湧き上がった周囲の歓声に、何処か漸く肩の荷が降りたかのような面持ちで
    椅子の背に身体を預けると、歓声に紛れる程度の大きさで微笑と共に拍手を贈る。

    ハイタッチを交わし、壇上に上がった彼女の口から、自分の名前が出た時には
    僅かに目を瞬かせたものの、だとしたらお互い様だったのだろうと独り腑に落ち。
    その意図が伝わるのは、きっと卒業生へと毎年配られる冊子での事。
    遅かれ早かれ、伝わるのならばそれで構わない、と穏やかな表情のまま壇上を見遣り。
    彼女が自席へと戻る間際に、ぎりぎり届く程度の声音で呼び掛けた言葉は
    『此方こそ有難う。それから、おめでとう。1年間お疲れ様』と――…)
引用返信 削除キー/
■690 / inTopicNo.12)  (膝の上で拳を握りながら)
□投稿者/ 椿万衣子 -(2020/03/15(Sun) 11:32:18)
    (白樺寮の名が呼ばれると、思わず目が輝いた。それからくっと、下唇を噛む。
     寮長が壇上に上がるのを晴れ晴れとした気持ちで見つめていたが、
     ふとその最中に己の名が呼ばれると、堪えきれず笑ってしまい)

     …絶対に!頑張ります!

    (とってもとっても小声で、そう決意の言葉をこぼした)
引用返信 削除キー/
■708 / inTopicNo.13)  記念品贈呈
□投稿者/ 小花衣紗久 -(2020/03/30(Mon) 22:07:31)
    (心配事は多々あれど公の場で妹と共に立てるのは、これが最後。
    姉妹揃って名前を呼ばれ、短く返事をしてから立ち上がると自然と視線は妹へ。
    マイク前に着くとまずは仕来り通りに礼。広げた目録に視線を落とす前にかち合あった瞳に笑みを零し)

    2019年度卒業生より、在校生へと贈る記念品として
    一つ、寮中庭に胡桃の木の植樹を行います。
    一つ、サンルームに、アイアンとステンドグラス製のアンティークペンダントライト、及び読書用のテーブルランプの設置を行います。
    一つ、在校生の皆さまに、深葉の校章が刻まれた小さなオルゴールを贈呈します。

    植樹する胡桃といえば、第一に食べ物を想像する方も多いかと思いますが
    『豊穣』や『知性・知恵』『強さ』といった様々な木言葉が付いています。
    中でも特に『豊穣』は実際に美味しく収穫出来る実りと、在校生やこれから入学する妹たちへ未来の心豊かな収穫を胡桃に託します。
    そして、私達の成長を慈しみ深く見守り続けてくれていたこの深葉女学院へ、感謝の気持ちを籠めて植樹いたします。

    次に、サンルームではに昼下がりによく利用される方も多いかと存じますが、
    日が沈んだ頃に訪れる方にも使っていただけるような、ペンダントライトとテーブルランプをお贈りします。
    ステンドグラスの暖かみのある灯りの中で
    夕食後の寛いだ時間や星が降るような時間に、ほっとひと息つけるような場所になりますように。

    最後に、在校生の皆さまには、私たちの大切なシンボルである校章が刻まれたオルゴールをお贈りします。
    親しみやすい『アヴェ・マリア』の曲とオルゴールが奏でる癒しの音。
    講堂や、お聖堂や、音楽室等で、音で呼び起こされる思い出も多いかと思います。
    オルゴールの安らぎの音と共に、在校生の方お一人お一人の大切な思い出や、学院で過ごした日々を、そして、時折私達の事も思い出してくれると嬉しいです。

    以上の三点を、記念品として贈呈致します。


    令和二年三月十四日
    卒業生代表 小花衣紗久

    (講堂に低く響き渡る声で目録に込めた想いを丁寧に届けていくように読み終えると、目録を畳み妹へと差し出して。
    少しよれている気がするのは見なかったことにして、今は優しくその手に触れるだけ。
    一歩下がり、深く礼をしてからゆっくりと顔を上げ)
引用返信 削除キー/
■709 / inTopicNo.14)  記念品拝受
□投稿者/ 小花衣紗久 -(2020/03/30(Mon) 22:08:16)
    (妹らしい言葉の数々に、溢れそうになる想いを堪えるべく唇を噛みしめる場面も見られたが
    気付かれぬ程度に息を整えてからマイク前へと立ち)

    皆さんからの心の篭った記念品の数々、ありがたく受け取らせていただきます。

    高等部で過ごした数え切れない程の思い出は、胸の中へ。
    私達を身近に見守ってくれた形ある思い出は、タグケースへ。
    木のぬくもりとステンドグラスのような煌きと共に、
    沢山の想いが込められたアルバムや冊子を見返す度に、
    色鮮やかな思い出が蘇ることでしょう。
    この学院を象徴する親しみ深い色と各寮の色が施されたキーケースも、
    新たな支えとなり、見守ってくれるものとなるでしょう。

    皆さんが贈ってくださった沢山の想いを手に、旅立つ事が出来る私達は幸せ者です。
    その想いに恥じぬよう、この先も私達らしく誠心誠意進んで行きたいと思います。
    本当にありがとうございます。

    私達の愛する学院と在校生の皆さんへ、そして――妹へ。
    心からの感謝の気持ちを込めて。

    (普段と変わらず言葉数はそれほど多くないが、気持ちだけは精一杯込めて。
    マイク前から離れる直前、がんばったねと妹に向ける視線は今日一番の笑みだったはず。
    深々と一礼し、今は静かに席へと戻っていき)
引用返信 削除キー/
■710 / inTopicNo.15)  記念品拝受
□投稿者/ 灰谷まりな -(2020/03/31(Tue) 04:30:05)
    (お辞儀の頭を上げ。すう、はあ。ゆっくり深呼吸をして姉に向き直る。
    手元へ視線を落とした姉の面差しを、じぃと見つめたまま耳を傾け。
    マイクを避け一歩進み出るまえにも、涙の気配に揺れてしまいそうな自分をしかる深呼吸を、もういっかい。
    そうしてようやく受け取った目録をいかにも大切そうに胸元に抱き込んで、マイクに向き直り)

    高等部を巣立つお姉さまがたの、制服を纏われる最後の日まで。
    お姉さまがたのあたたかさをいただけるわたしたちは、とてもしあわせです。
    在校生を代表して、こころよりお礼申し上げます。

    くるみを思い出して、思わず笑みがこぼれてしまいました。
    というのも、今年度卒業なさるお姉さま方らしい選択だな、と思ったからです。
    香りが強く華やかな花を咲かせる樹では、なかったように思います。
    けれど、強い意志を思わせる、固い固い殻の中には、健康効果の高くとても美味しい実が詰まっています。
    その殻も、ただ捨てるだけでなく、有効活用が出来るのだと耳にしました。木材としても優秀だ、というお話も。
    そんな、ひとつも無駄のない、スマートで堅実なところが、お姉さま方にとても似ているように思います。

    サンルームにいただく、灯りもおなじ。
    お部屋を訪れる生徒の目的はさまざまでも、心のどこかで、ぬくもりと癒やしを求めているんじゃないかな、
    ――というのは、わたしの主観になるのですけれど。
    そんなとき、スタイリッシュさの中にもステンドグラスに触れてこぼれる柔らかさを感じる灯りに触れたら、
    きっとちょっぴりのささくれなんて吹き飛んでしまうと思うんです。
    受け継がれる景色の中に、そっと包んでくれるあたたかな灯火があることが、わたしたちの救いになることも、きっと。

    それから、深葉の妹たち、でなく。
    お姉さま方と同じ時間を過ごした、今年度の在校生だけがいただくオルゴール。
    卒業生の皆さまの門出を喜ばしく思う気持ちも、心からのものですけれど。
    わたしたちはきっと、……わたしは、絶対。
    お姉さまがたの、お姉さまの、お姿がみえないことをさみしくせつなく思ってしまうでしょう。
    すこしだけ落ち込んだり、気持ちが折れかかる日だってあるかもしれません。
    そんなとき、アヴェ・マリアの祈りの音色と一緒に寄り添ってくれるオルゴールは、どんなに心の支えになるでしょう。

    未熟なわたしたちを見守り、そのお背中でお手本を示し、引っ張り続けてくださったお姉さま方。
    そのお心のこもった品々を大切にお受け取りし、再会の日に恥じることがないよう、
    わたしたちなりに精一杯前へ進んで行くことをお約束します。
    いつだって堂々と顔を上げ輝いているお姉さま方は、いつまでもわたしたちの憧れです。
    ほんとうに、ありがとうございました。

    (証書授与のときから涙を零しすぎたせいか、少々息継ぎが下手くそになってしまう部分もあったけれど。
    ゆうるり巡らせた視線の先にいる卒業生のお姉さま方と、目の前に立っているお姉さまに、心底からの感謝が伝わってさえいたら及第点。
    最後にいちど深々とお辞儀をし、姉と視線を絡めてはずかしそうに微笑んだら、所定の位置に目録を置き。
    腫れたまなじりを隠しもせず、背筋を伸ばして二年楓組の自分の席へと戻って行った)
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