| (じっとケーキを見詰める百合子さんに、己も思わず一言目を息詰めるようにして待って仕舞う。一部に視線が馳せられている際は、ちらりと目が泳いだりしていたが、)
…そう、ね。リベンジの機会でもあると幸い。 自分でも、何時の間に料理下手な設定なんてついたのかしら…と一瞬悩んで仕舞ったもの。
クリスマスには珍しいかと思って――、葡萄ってちょっと、宝石みたいよね。
(軽い調子で受け答えを続けて、今回の飾りとして選んだ葡萄の事も、目を細めて嬉しげに語る。大量に胡桃が振りかかかった経緯には何となく触れないまま、全ての感想聞いて残りを薦められれば、フォークを手に取って。焦げてちょっと硬くなったところはさて置き、ケーキを味わったことだろう。最後にお付き合い有難うと告げ。)
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