| (差し出されたケーキと友人の顔との間で視線を何往復もさせ、怪訝そうな眼差しを向けて)
随分と綺麗なケーキですけれど…本当に絢乃が作りましたの? 私宛で、本当に間違ってません?
(心配そうな表情で尋ねた後、両手を合わせて「いただきます」をしてから、一口。 見た目を裏切らないしっとりふんわりした食感と、ほのかに鼻を抜けたお酒の香りに再び驚いた顔をして)
…とても美味しい、です、わね。 やっぱり色々食べているだけあって、舌も腕も確かですのねえ。 ほら、折角ですし一緒に食べましょう。
(にっこりと嬉しそうな笑みを浮かべながらひょいと手招きして声をかけ。 いつにない上機嫌できっかり半分ケーキを食べ終えて)
ごちそうさまでした。ありがとう、絢乃。 とても素敵なクリスマスの思い出になりましたわ。
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