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■783 / inTopicNo.1)  2023年度卒業証書授与式
  
□投稿者/ 事務局 -(2024/03/04(Mon) 01:25:07)
    https://fukaba.grats.jp/img/hall2.gif

    送辞・答辞・記念品贈呈担当の皆様は、卒業式当日までに書き込みを終了してくださるとありがたいです。
    最終的には今年度中に宜しくお願いします。

    書き込みの順番は特に問いません。
    優勝寮につきましては、3/10の締切後の書き込みになります。


    日時 ■ 2024/3/16(土) PL22:00-
    場所 ■ 講堂(フリールーム1:卒業生用 / 2:在校生用)
    内容 ■ 卒業証書授与

    ※どうしても時間のかかる行事のため、卒業証書授与のみチャット内で行います。

    詳しい内容は連絡詳細の「【関係者必読】2023年度卒業式次第とご注意」でご確認ください。

    こちらには掲示板進行の内容を記載します。
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■784 / inTopicNo.2)  送辞
□投稿者/ シスター高橋 -(2024/03/04(Mon) 01:26:40)
    「送辞 在校生代表 二年菫組 更科芙由子」



    (返事をして起立、自席からマイク前に移動して送辞を済ませ、席へ戻るまでをロールしてください。
    ステージ壇上は使用しませんのでご注意ください/親記事のURL参照のこと)
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■785 / inTopicNo.3)  答辞
□投稿者/ シスター高橋 -(2024/03/04(Mon) 01:29:27)
    「答辞 卒業生代表 三年楓組 根津美雲」


    (返事をして起立、自席からマイク前に移動して答辞を済ませ、席へ戻るまでをロールしてください。
    ステージ壇上は使用しませんのでご注意ください/親記事のURL参照のこと)
引用返信 削除キー/
■786 / inTopicNo.4)  表彰
□投稿者/ シスター高橋 -(2024/03/04(Mon) 01:31:20)
    「2023年度寮対抗戦表彰 優勝、紅梅寮。
    紅梅寮の寮長はマイク前にお願いします」



    (優勝トロフィーを寮に、また、寮生には記念品のペンダントトップを差し上げますので、代表して寮長が受け取ってください。
    こちらの寮長のレスに、祝福や寮生の喜びの声をレスしてくださっても構いません)


    ――[参考/世界観より抜粋]――

    『卒業式時に優勝寮寮長宛に優勝トロフィー(リボンに「20×× 寮名」等と優勝年と寮名が記載)が贈られます。
     また、寮生全員に直径2cmのペンダントトップが贈られます。表には校章が洒落れたデザインにデフォルメされており、中央の「F」は優勝寮のイメージカラーです。
     裏面に「四寮対抗戦 20×× 寮名」と三段に彫られており、高等部の3年間の3回のみ、しかも、その年の優勝寮生しか手に出来ない貴重な品です。
     材質はシルバーですが、それほど高価な品ではありません。しかし、高等部の生徒やOGであればその謂われ・誇りを必ず知っているという逸品です。
     学院内でタグの他に唯一身に付けることが許されるアクセサリーですが、卒業後は大事に仕舞っておき、同窓会等で身に付けるOGが多いようです。』

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■788 / inTopicNo.5)  記念品贈呈/卒業生から在校生へ
□投稿者/ シスター高橋 -(2024/03/04(Mon) 01:37:29)
    「記念品贈呈
    卒業生代表、三年菫組 百枝みやび。在校生代表、二年菫組 泰永ゆえ。
    卒業生から在校生へ」



    (卒業生・在校生席からマイク前に歩いて来てください。
    卒業生代表はコメントと共に、向かい合った在校生代表へ記念品を手渡してください。
    在校生代表は記念品を受け取って礼を述べたこととします。
    卒業生代表は、受け取った記念品目録を備え付けの台の上に置くロールをしてから
    席へ戻ってください)


    ※贈呈のみで受け取りのロール・コメントはありません。
    受け取った在校生からの声を、ご自由にレスしてくださって構いません。
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■789 / inTopicNo.6)  記念品贈呈/在校生から卒業生へ
□投稿者/ シスター高橋 -(2024/03/04(Mon) 01:39:26)
    「記念品贈呈、
    続きまして、在校生から卒業生へ」



    (卒業生・在校生席からマイク前に歩いて来てください。
    在校生代表はコメントと共に、向かい合った卒業生代表へ記念品を手渡してください。
    卒業生代表は記念品を受け取って礼を述べたこととします。
    在校生代表は、受け取った記念品目録を備え付けの台の上に置くロールをしてから
    席へ戻ってください)


    ※贈呈のみで受け取りのロール・コメントはありません。
    受け取った卒業生からの声を、ご自由にレスしてくださって構いません。
引用返信 削除キー/
■790 / inTopicNo.7)  答辞
□投稿者/ 根津美雲 -(2024/03/06(Wed) 23:58:52)
    (恙無く進む卒業式。
    卒業席にあり、最初は可成り緊張して居たけれども、涙よりも笑い声が時折起こる講堂内に、
    気持ちは直ぐにリラックス。
    やがて名前を呼ばれると、保護者席が一瞬どよめいたかも。
    然し、落ち着いた声で呼応して立ち上がり、ゆっくりと仕来りに則った挨拶を。
    心臓の音が耳元でする気がして、深呼吸してから指定の場所に立って学院長先生と目礼を交わして。
    若干震える手で式辞用紙を出すと、ちらりと卒業生席へと視線を遣った。
    夫々の表情を浮かべている同級生たちを一瞬で見て取ると、緊張はゆっくりと解けて行き、
    式辞用紙を広げる手はもう震えて居らず。
    マイク前に立つと、先生の注意を思い出し、ゆっくりと声を通す気持ちで言葉を紡ぎ出す。)



    答辞


    冬将軍が寒さと共に遠くへ退き、柔らかな日差しが降り注ぐ目覚めの季節となりました。
    本日は私たち卒業生の為に、心温まる卒業式を挙行して頂き、誠に有難う御座います。
    先生方・シスターをはじめ、ご来賓、保護者の皆様にご臨席頂く中で卒業出来ます事を、
    卒業生を代表し、厚く御礼申し上げます。

    思い起こせば三年前の春、高等部の真新しい制服に身を包み、同じく此の場に集った時には、
    私たちの心は期待に満ち、不安な気持ちはほんの一寸だけだったように思います。
    何故なら同級生たちは殆ど中等部からの持ち上がり、愉快な同級生たちとまた楽しい学院生活を
    送る事が出来ると約束されていたからです。
    其の期待通り、各季節毎の寮対抗戦、深葉祭、様々な個人企画と、とても濃くて充実した三年間でした。
    今の私たちの顔を見てください。
    三年前と同じように期待に満ち、ほんの一寸不安で、何よりもこの三年間で身に付いた自信が、
    はっきりと現れていると思います。

    さて、私事ではありますが、申し上げたい事があります。
    何故四葉でもない私が此の様に卒業生代表を務めているのか、疑問に思われる方も多いのではと考えます。
    当然です。
    私も最初は聞き間違いではないかと思いました。
    然し、私の愛する妹は、
    「お姉さまとわたしで送辞答辞or記念品授受を引き受けてもらえないかと言うことでした。」
    と、現四葉の皆さんからの依頼をいともあっさりと伝えてくれました。
    「お姉さまとやる方が思いっきりやれますもの!」
    とも言われたように思います。
    妹の言葉に一人戦慄したのも今では良い思い出です。
    其の時の私の気持ちは、此の場に居合わせる殆どの方が察してくださると思います。
    青天の霹靂でした。
    でも、驚きから醒めると何だか愉快になりました。
    今年の四葉を含む私の同級生たちは、私にとっての濃い三年間の立て役者たち、
    此れでもかと次々に楽しく暴れて学院生活を彩ってくれた大事な仲間たちです。
    大切な決まり事は勿論守らないといけないけれども、其の範疇で楽しむ事、
    周囲を楽しませる事に労力を惜しまない、愉快な友人たちです。
    此の友人たちに出逢えた事と、馬好きな私を好いてくれる破天荒な妹に出逢えた事が、
    私に取りましては本当に有難いマリア様のお導きだと思います。
    此の様な事をなかなか面と向かって言う機会等ありませんので、此の場で言わせて頂きました。
    同級生の皆、芙由子、此れ迄も此れからもずっと大好きです。
    諸先生方、シスターの皆さま、大らかな心で温かく見守ってくださって有難う御座いました。
    妹たち、私たちの学年を凄いと思った貴女方は正解です。
    振り回す私たちに、よくぞ食らい付いて来てくれました。
    後(始末)は任せます。

    皆様との別れは辛いですが、高等部での教えをしっかりと胸に、私たちは此れから夫々の人生へと飛び立ちます。
    先生方のご指導、そして、お姉さま方や同級生たち・妹たちと共に笑い、楽しみ、笑った記憶は、
    私たちの大きな糧になる事でしょう。
    ですがまだまだ未熟な私たちです。
    卒業後も折に触れ、変らぬご指導を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。

    最後になりましたが、諸先生方・シスター、ご列席の来賓の方々、
    そして何時も慈しみ見守ってくれた保護者の皆様に深く感謝し、
    深葉女学院の益々のご発展を祈念して、答辞とさせて頂きます。


    令和六年三月十六日
    卒業生代表 三年楓組 根津美雲



    (締めの言葉と共に、寂寥感とも安堵感とも決め難い思いが込み上げて。
    式辞用紙を畳み、所定の場所に置き、マイク前を一歩退く際に一瞬見交わした学院長先生の眼差しに、
    思わず笑顔を返して深々と一礼した。
    其の後は仕来り通りの挨拶、席へ戻る途中で在校生席を探して、
    目的の顔を見つけると、見えるかどうかは分からないが、
    遣り切った感満載の笑顔を送り、自分の席へと戻って行くと、卒業式を最後まで楽しんで。)
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■792 / inTopicNo.8)  記念品贈呈
□投稿者/ 百枝みやび -(2024/03/08(Fri) 01:19:30)
    (下級生たちによる聖書朗読をあたたかな心持ちで見守り、
    証書の授与の折にはつい口もとがゆるんでしまう場面があったかもしれないけれど、
    愛情たっぷりの答辞を読み上げる同級生の堂々たる姿には、ひっそりほこらしげな顔も見せ。
    進行に従ってふたりの名が呼ばれると「はい」と落ち着いた声音で応えて席を立ち、マイク前へ。
    一度、卒業生席の同級生たちと視線を交し、激励を受け止めたように、そして気持ちを預かるように、こくりと首肯して。
    ゆっくりと奉書紙を開き、目録を読み上げてゆく。)


    2023年度卒業生より、在校生へ贈る記念品として、

    一つ、寮中庭にキブシの木の植樹を行います。
    一つ、寮玄関前のアプローチに乙女像の設置を行います。
    一つ、在校生全員へ葉っぱのかたちのキーリングを贈ります。

    キブシの木言葉は「出会い」、「待ち合わせ」。
    たくさんのまばゆい思い出を重ねた同級生たち、ご卒業なさったお姉さま方、たいせつな妹たち。
    わたしたちが深葉で得たひとつひとつの「出会い」、そのすべてが今も胸をあたたかく灯してくれています。
    妹たちにとっても、この場所で結んだご縁や絆が、かけがえのない宝物となりますように。
    そして、深葉で出会った大好きな方々と、またいつか「待ち合わせ」を出来ますように。
    出会いの喜びと、再会を願う気持ちをこめて、キブシの木を植樹いたします。

    次に、寮玄関前に乙女像を贈ります。
    ――乙女像とは? と、おそらく在校生皆さまが同じ疑問を抱かれたことと思います。
    わたしたち三年生と乙女像の出会いは、過去のお姉さま方が残された議事録の中に、「乙女像」の文字を発見したことからはじまりました。
    卒業記念に像を建てようという発想、さすが深葉のお姉さま方です。
    そしてこの案と出会ってしまったからには、わたしたち三年生が黙って見過ごすことなど出来ず――
    アイディアを出し合い、検討に検討を重ね、三年生のお祭り気質が存分に発揮された結果、
    数年にわたってあたためられてきたこの乙女像計画を叶えるのは今年しかないと、満場一致で乙女像建立の運びとなりました。
    立案くださったお姉さま方へ、この場をお借りして感謝を申し上げます。

    こちらの乙女像は寮門から寮玄関へと続くアプローチに設置いたします。
    わたしたちと同じ深葉の制服に身を包んだ三人の乙女が仲睦まじく寄り添い合いながら、日々深葉生たちを見送り、そして迎えてくれることでしょう。
    三人は笑顔でおしゃべりしているようでもあり、どこかを見詰めているようでもあり、あるいはわたしたちを見守っているようでもあり……
    きっと日によってさまざまなお顔を見せてくれるはずです。
    また、三面鏡のように並び立つ乙女たちは、もしかしたら四人目となるあなたの訪れを待っているのかもしれません。
    マリアさまにはご報告出来なかったことや、他愛のない日常のおしゃべりを、彼女たちと交してみてはいかがでしょうか。
    どうぞ、寮の新たな仲間として、三人の乙女を歓迎していただけましたら幸いです。
    同時に、「○時に乙女像前で」と、深葉生たちの待ち合わせスポットとしても活躍出来ますよう願っております。

    最後に、在校生おひとりずつに葉っぱのキーリングを贈ります。
    リングには、鍵を留めるための三連ホルダーのほか、
    レザー製の深緑色の葉と、ひとまわりちいさな寮カラーの葉が連なり、イニシャルが刻印されています。
    また、ささやかながら、それぞれに卒業生手製のビーズチャーム(捏造自由)をあしらいました。
    ぜひ普段づかいの品として、在校生皆さまの日常の中に、そっと寄り添えますように。

    以上、三点を記念品として贈呈いたします。
    わたしたちの深葉女学院と、かわいい妹たちへ、2023年度卒業生よりあふれるほどの愛をこめて。


    令和六年三月十六日
    卒業生代表 三年菫組 百枝みやび


    (一音一音に妹たちへ残してゆく心を編み込んで、最後に用紙から顔を上げ、在校生席へと眼差しを行き渡らせた。
    戻ってきた視線が向かい合って立つ妹と重なれば、くすぐったさと、よろこびを綯い交ぜにした双眸がやわらかく細められ。
    静かに包み直した目録を差し出して、卒業生からの贈呈をつつがなく終えたことと。
    在校生からの記念品が伝えられる間、妹のお顔をまっすぐに見詰め続け、淡く笑みを湛えた瞳がうっすらと潤みを帯びる気配も。
    けれど、目録を頂戴する際には「ありがとう」といつもどおりに頬をゆるませて。
    たいせつに台の上へ置いて一礼後、自身の席へと戻ってゆく表情は、穏やかで明るいものとなったはず。)
引用返信 削除キー/
■797 / inTopicNo.9)  記念品贈呈
□投稿者/ 泰永ゆえ -(2024/03/13(Wed) 06:39:46)
    (姉と共に名前を呼ばれ「はい」と短く返事をして静かに立ち上がる。
    所定の位置につき、姉と向かい合えば僅かに表情も和らいで。
    聞き入っているうちに込み上げてしまったものを何気なく指先で拭いつつ、姉の澄んだ声で紡がれていく言葉を余すところなく受け取って。
    自身もマイク前に立ち、仕来り通りに進めて目録を広げればひと間置いて)

    卒業生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。

    在校生一同より、お姉さま方の門出を祝して
    一、タグケースを兼ねた木製アクセサリーボックス
    一、クリスタルガラス製のペーパーウェイト
    一、贈る言葉冊子、及びスナップ写真アルバム
    以上、三点をお贈りします。

    一点目は、三段重ねの木製アクセサリーボックスです。
    タグケースとアクセサリーボックスをまとめて一つの記念品にいたしました。
    内部は全てベルベット生地になっており、一段目のガラス窓の部分に校章やイニシャル、卒業年度の刻印、
    右下に寮カラーのクローバーが描かれています。
    肌身離さず持ち歩いた身分証タグや、想いが込められた姉妹タグを、大切に飾って置けるよう鍵を掛けられる仕様になっており、
    レバータンブラー錠のキーヘッドには寮カラーのタッセルが結ばれています。
    二段目はアクセサリー用として、自由に組み合わせたり動かすことの出来る仕切りが付いています。
    やや深めの三段目は、収納としてとても使いやすい造りのフリースペースとなっており、お姉さま方の大切な品々を、
    溢れんばかりの思い出とともに、お好きなようにたっぷりと詰め込んでください。

    二点目は、ダイヤカットを施したクリスタルガラス製のペーパーウェイトです。
    透き通るようなガラスは、角度や光の当たり方によって七色に輝き、
    裏面には滑り止め兼傷つき防止のクロス付きで、落としても壊れにくい造りになっているため、インテリアとしても安心して飾ることができます。
    2023年度卒業生の集合写真が中に埋め込まれているため、
    目を留める度に、プリズムの新しい輝きを発見し、懐かしい友たちと再会ができますようにという願いを込めて。

    そして、お姉さま方へのありったけの想いを綴った贈る言葉冊子と、
    彩りに満ちた日々を切り取ったスナップ写真アルバムを併せました
    以上、三点を2023年度の卒業記念品としてお贈りいたします。

    形になった想いと一緒に、大好きなお姉さま方のお傍で寄り添うことができますように。

    令和六年三月十六日
    在校生代表 二年菫組 泰永ゆえ

    (卒業生へ、目の前にいる姉へ届くようにと願いながら読み終えて。
    再び交わった視線にゆっくりと口元を綻ばせながら、畳み直した目録をお渡したことと。
    姉から受け取った目録を所定の位置へ丁寧に置き、深々と一礼した後は落ち着いた足取りで自席へと戻って)
引用返信 削除キー/
■799 / inTopicNo.10)  送辞
□投稿者/ 更科芙由子 -(2024/03/14(Thu) 23:19:11)
    (仲間たちや一年生さんたちの聖書朗読を楽しく見守ったり、
    証書の授与では涙ぐむ場面よりも、やはり笑ってしまうことも多っかたりと、
    しんみりとは、ちょっと遠いのは式が続くのは、毎年のことかも知れない。
    送辞、の言葉とともに名前が呼ばれると、「はい」と落ち着いた声音で返事をし、
    立ち上がりマイクの前へ移動をした。
    しきたり通りに礼をした後に、卒業生席へ視線を向けると、見つけた姿に柔らかく笑みを浮かべ、
    正面に視線を戻した後、式辞用紙を丁寧に広げ、落ち着いた声音のままに読み上げはじめて)


    草木が芽吹き、桜のつぼみが膨らみ始め、馬たちも軽やかに駆け出しています。
    至る所に春の気配を感じる季節になりました。
    この佳き日に深葉女学院高等部を旅立たれるお姉さま方、ご卒業おめでとうございます。
    在校生一同、心よりお祝いを申し上げます。

    お姉さま方にとりまして、この三年間はどのようなものでしたか?
    素敵なご友人たちと一緒に、楽しく笑顔で駆け抜けた日々を思い浮かべられていることと思います。

    お別れを前に、わたしたちの胸には、お姉さま方と過ごした数え切れないほどの輝く思い出がよみがえっています。
    思い起こせば、最初の思い出は入寮式での温かいお出迎えと笑顔です。
    これから高等部の一員になるのだという自覚を持つことができました。
    それから寮対抗戦や深葉祭、各種イベントでは、お姉さま方の企画力、行動力、決断力、ユーモアに驚かされ「あぁ、勝てないな」と憧れを強くしたものです。
    また、部活動や委員会、寮生活など、日常の中でのさりげない気遣いや、差し伸べられる手に安堵をし、やはり「勝てないな」と頬を緩ませていました。
    一度ぐらいは勝利宣言をしてみたかったのですが、その追いつかない距離が頼もしくも嬉しくもありました。
    でも、いつかは勝利宣言をさせてくださいね。
    それまではいつまでもお姉さま方らしく、わたしたちの憧れや目標であり続けてください。
    その距離を縮めるためにわたしたちはこれからも日々、努力を積み重ねていきます。

    わたしたちの大好きなお姉さま方。
    これから新たに進まれる道の途中で、困難や高い壁に足が止まることがあるかも知れません。
    そのような時には、高等部での生活や、肩を並べ合ったご友人たちのこと、そして、後ろから追いかけるわたしたちのことを思い出してください。
    きっと、次の一歩を踏みだし、壁をぶち抜く力になるはずです。
    大丈夫です、だってわたしたちのお姉さまなのですから。
    揺るぎない信頼を持って「大丈夫です!」と言い切ります。
    そして、深葉女学院高等部のことはわたしたちに任せてくださいね。
    妹たちを導きながら、受け継がれて来た伝統を守り、発展をさせていくことをお約束します。
    最後となりましたが、お姉さま方のご健康とご活躍をお祈りし、送辞の言葉とさせて頂きます。

    それではご機嫌よう、お姉さま方。
    心からの愛と信頼を込めて。
    今までも、これからも、ずっと、ずーっと大好きです。有難うございました。



    令和六年三月十六日
    在校生代表 二年菫組 更科芙由子


    (大好き、の言葉では卒業生席の一点へ視線を向けにっこり笑顔、そのまま最後まで読み上げると、
    よくできたでしょう。と自慢げな顔をした。
    視線を正面に戻すと式辞用紙をたたみ、三方向へ深々と礼をし。
    軽やかな、やりきった足取りで席へと戻っていく、その目尻にはうっすらと涙が浮かんでおり、
    席へ戻るとその涙を拭い取り、笑みを浮かべながら続く式の進行を見守って―――)
引用返信 削除キー/
■811 / inTopicNo.11)  受賞
□投稿者/ 百枝みやび -(2024/03/17(Sun) 23:48:56)
    (例年になく“馬”という単語が記憶に残り、姉妹の絆を感じられる送辞答辞を静聴してほっこりと胸をあたたかくしていたところ。
    優勝寮として紅梅の名が呼ばれ、はい、と半ば弾けるように立ち上がる。
    聞き間違いではないか、周囲の同級生に確認めいた視線を送って頷きを返してもらえたなら、ぱっと花開くように頬を紅潮させながら進み出て。
    指先に緊張を滲ませつつも、優勝トロフィーと記念のペンダントトップを恭しく頂戴し、マイク前へと。)

    紅梅寮の皆さま、優勝おめでとうございます。
    一昨年、当時の紅梅さまがトロフィーを受け取られる姿を、わたしは在校生席から見詰めていました。
    そのとき頂戴したペンダントトップは今もタグと共にわたしの胸にあり、
    あの日のよろこびを再び寮生たちと分かち合えたら、と、それが以前からのわたしの夢でした。
    このすばらしいトロフィーの重みを知ることができたのは、
    一年間、得手不得手にかかわらず、自分の精いっぱいで挑戦し続けてくれた皆さまの努力があったからです。
    ……がんばり屋さんなみんなのことが、とってもほこらしいわ。
    ほんとうにほんとうに、ありがとう。

    そして、相棒であり、よき好敵手でもあった紫苑、萌黄、白樺の皆さま。
    皆さまと共に駆け抜けた日々は、同寮生だけでなく、四寮の絆を深めてくれるものでもありました。
    色の異なる鉢巻きをつけ、手を取り合い、競い合い、切磋琢磨することでみがかれた思い出は、何よりもまばゆく輝いています。
    親愛なる三寮の皆さま、一年間ありがとうございました。
    どうぞ来年度も、再来年度も、めいっぱいにたのしんでくださいね。

    それでは……(こほん、と咳払いして一拍置き。)

    ――紅梅寮が、最強です!

    (トロフィーとペンダントトップを掲げると共に、よく通る声が講堂に響いた。
    一昨年の表彰時を踏襲した宣言で締め、面映ゆげに、けれど晴れやかにわらって。各席への丁寧な一礼ののち、卒業生席へと戻ってゆく。)
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■812 / inTopicNo.12)  (拍手を。)
□投稿者/ 氷高晶 -(2024/03/18(Mon) 11:05:06)
    (「勝負は下駄を履くまで分からない」と、江戸の人は云ったそう。正しく体感はそんな風。
     結果発表の瞬間、偶か隣に座っていた同寮生と、鏡写しの如く顔を見合わせて。
     一年間に渡り寮生の奮闘を励まし、率いて下さった寮長様の柔らかな声音へと、誇らしく耳を傾ける。
     スピーチの締括り、意気高らかに紡がれた歓びの声には、極淡く目を細めた。)

     … 逆転優勝おめでとう存じます。 御疲れ様でした。

    (他寮生のクラスメイトとも和やかに健闘を讃え合い、盛大な拍手に加わったかと。)
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