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温室
南の隅の木々の陰にひっそりと存在している古い温室。大きさは畳20畳ほどで、新しい温室が出来てからは管理の目も甘く、生徒達の憩いの場となっています。
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ご案内:「温室」から九重暦@指令中さんがお帰りになりました。 (05/07-03:25:20)
ご案内:「温室」から氷高晶@指令中さんがお帰りになりました。 (05/07-03:24:57)
氷高晶@指令中 > 地学部の方を探して、訊いて御覧に成ったら? 試験後にね。(己ならば手許にある文明の利器で調べるか、図書館で文献に当たるが、彼女に向いていそうな方法を提案して。)強いて云えば、暦さんに似ているわ。(と、云われても、ピンと来ないだろう抽象的で雑な解説は、好奇心旺盛な余りの質問攻めに遭いそうな気がした為。――そう云えば、と。若しも、まみえる事が有ったなら、園芸部員の彼女に訊きたかった事が有ったのだけれど、今日のところは相手の勢いに口にしそびれて終わっただろう。連休はどんな風に過ごしていたのか、有触れた雑談に終始して。幸いにして鈍色の厚みが増すでも無かった空の下を共に辿っただろう日暮れ時、寮の違う下級生とは、乙女像に出迎えられるエントランスで別れた事と――) (05/07-03:24:27)
氷高晶@指令中 > (正直さは美徳とも云えるのだろう。不必要な一言を口走った彼女の、其の後の反応も含めれば、単に無邪気なだけとしか思われなかったから、苛立つより若干の呆れめいた面持ちも然程長続きはせずに。)其れなら残念、だったわね。同級生では無くて。――ええ、ハンカチは元通りに白くなったから、大丈夫。(御免なさいね、と動かせない学年の差を謝るのもおかしな話。ただ、同級生同士の交流を深める心算で有ったのだろう相手には、残念、と評するのも、いまいち己の中でしっくり来ない表現だったが、そう口にして。彼女の人懐っこい挙措からすれば、会いたかったと云われても、今一つ、実感の乏しい侭。)中間考査に差し支えるから、試験期間はちゃんと眠る様にして頂戴。(直ちに改まりそうも無い言葉遣いは受け流したが、保健委員として睡眠時間に釘を刺すのを忘れなかった。) (05/07-03:11:26)
九重暦@指令中 > えっ、じゃあもう今夜は見られないのかな……!(そういえば暦の上ではもう夏を迎えたのだったか。今夜早速星図と夜空を見比べようとしていたが、春の星はいつまで夜空に居てくれるのやら。)晶さまは、弟さんがいるの? 晶さまに似てますか?(同じように静かな少年なのだろうか、と髪の短くなった晶さまをもうひとり隣に並べるような想像をしつつ、好奇心で問いを重ね。まぼろしから人間になった上級生の少女と、他愛なく言葉を交すひとときがもう暫く。案の定、試験勉強以外の理由で夜更かしをする羽目になりそうな様子だったが、試験の行方は雲の厚み次第となるだろうか――。) (05/07-02:58:32)
九重暦@指令中 > うん。……えへへ、よかった。晶さま、やさしいね。(直截な一言に、じ、と横顔を見詰め。なんとなく、そんな律儀さが彼女らしいことのように感じられて、安堵したことでより深まる笑みのまま言葉を繋ぐ。今のところ、がずっと長く続いてゆくことを疑わない顔で。そのためか、続けて打ち明けられたエピソードには「やっぱり」なんて反応が口をつき、慌ててぎゅむっと唇を結ぶ。一呼吸置いて、息継ぎするように口を開き、)だって、また会いたかったから。仲良くできたらいいなって……あ! あと、ハンカチ! ちゃんときれいになっ……りましたか?(出会いが同級生のつもりであっただけに、どうしても直ぐには言葉遣いが戻らぬよう。拙い敬語への気遣いには、申し訳なさを上回る喜色を顔いっぱいに広げて。)――うんっ。がんばる。(と、自分では精一杯の意気込みを示したつもり。)晶さまも、名前の由来を教えてくれてありがとうございました。今から夜が待ち遠しくなっちゃいました。 (05/07-02:49:28)
氷高晶@指令中 > 春の大曲線が見えるのは四月では無くて? 風邪を引いて仕舞うからと云われて、図鑑でしか夜空を眺めた事が無いけれど――でも、そうね。其れで云うと、弟とわたくしとで兄様星と姉様星だと思うのが正解かも知れないわ。(自分が姉だと云う主張は譲れないのだけれど。同じ日に産まれついた双子の片割れが居る故に、家族に訊いて答えが得られるか分からない部分は想像で埋めて仕舞って。)夜更かしには、お気をつけてね。(毎日眺めても同じ夜空は無いのだろう。いつしか煌びやかな星を眺めるのに夢中で宵っ張り、なんて事態が有り得そうな少女にそんな言葉が転がり出て。) (05/07-02:45:53)
氷高晶@指令中 > 日[か]読み、と云う事ね。昔の方は、目には見えない時間の流れを、今よりも細やかに感じ取っていたのでしょうね。素敵な由来を聴かせて戴く機会を得られた事に、感謝するわ。(誇らしげに紡がれる言葉にじっと耳を傾けて、聴き止めた証を胸に――心に閉じ込めておく様な所作でタイへと触れた。感謝は指令ゲームにも最終日の巡り合わせにも。束の間、目蓋を伏して。) (05/07-02:33:12)
九重暦@指令中 > (控えめにこちらを窺っていた瞳と眼差しが交われば、眦をほんのり細めて、うん、と短くも緩やかに頷き返したはず。あたたかく静かな空気が沈殿した場所では、沈黙の時間もただ穏やかさに身を委ねるような、優しいもの。お隣で紡がれる声の静けさが、より日なたぼっこや午睡に近い長閑な心地にもさせていたのかもしれない。)春の星なら、やっぱりスピカが思い浮かぶけど……うーん、暗喩だったらわからないか。でも、今度夜空を見上げるときには、晶さまみたいな星を探してみようって思います。(硝子の天井を仰ぎ、たのしみ、と期待を隠さず瞳にきらめきを亘らせて。) (05/07-02:30:20)
氷高晶@指令中 > 怒っていないから。(――と、きちんと声にしたのは、黙っていれば伝わらないだろう誤解を避ける為で有り。小さかったから、と付け加えられた日には、例え事実と云えども、少しはむっとした空気が醸し出たに違いないけれど、感情を抑えている心算も無く、今のところ本当に大して怒っていなかった。今のところ。)春先は頓に、勘違いされて話し掛けられる事が有るのよ。でも、出逢いが多い季節だからか其れきりに成るし、次逢うとしても相手も忘れているし、探して頂くと思わなかったから。(視線を明後日にさ迷わせ乍ら、腹を立ててもいない事を伝えるフォローとしては物哀しいエピソード迄も明かしたのは、予期せず真剣に探していた様子を感じ取った為で。)他の方が居る場で改められるなら、暦さんの話し易い話し方で構わないわ。(とは、幾度も訂される敬語に対して向けたもの。) (05/07-02:27:03)
氷高晶@指令中 > (当たり前に姉妹と縁付いて、今でも当時の感情を保った侭に幸せそうな卒業生の身内から聴いた訳では無かった様に思う。矢張り、思いも寄らない内容だった事は悉に表情を気に掛けていれば窺えて。)場所を知っている訳では無いけれど。そうだと、好いわね。(少しでも昇華される様な、慰められる様な。退屈な話を聞かせて仕舞った様な罪悪感めいた気持ちが一抹浮かべど、おひさまでよく温めた毛布で包む様な受け止め方の声音を聴いては、暫く黙った侭で居た。)何の星かは聴いた憶えが無いわね……。暗喩かも知れないわ。(曇りがちでも柔らかに透ける光に包まれた空間で、生まれ月の星空を想う事は少し難しく感じられたものの、室内で繁る木々の向こうを見上げて。) (05/07-02:09:45)
九重暦@指令中 > あっ、うん。そう、5月生まれの暦だよ。……です。(生まれ月を知っていただいていたことに声を弾ませ、慌てて語尾を修正。晶さまの名前を同じSNSで見掛けたことを思い出すのは、もう少し後のことになりそう。しかし、道理で一年生教室の階を探しても見掛けなかったわけだと、納得と共に反省して少々身を縮こまらせ。)ごめんなさい、晶さ……ま。同級生だって、勝手に思い込んじゃってました……。(ちいさかったから、などという無礼な一言を付け足さずに済んだのは、回答を促されたお陰。丸くなりそうになっていた背中をぴんと伸ばし直して、語る声は明るく、面映ゆさの中にもほこらしげな響きが感じ取れるかと。)暦の由来は、ほんとに単語の意味そのまんまで。一日一日を大切に生きていけますように、って、両親がつけてくれました。 (05/07-02:04:16)
九重暦@指令中 > (零れ落ちた音に反応して視線を投じたのは、呟きの続きを待つつもりでのこと。深葉歴は中等部からと学院内では比較的短い部類に入るとはいえ、姉妹制度の存在は当然知っていた。が、持ち主を失ったタグの行方については、全くと耳にしたことがなく。未だ理解が浅いせいもあったからだろうか、誰かと誰かが結ばれる以外の結果や、道を分かつ場合があるのだという想像を、今はじめてしたように、輪郭をまるくした瞳で真っ直ぐに見詰め。緩々と、漸く一つ、瞬きが落ちる。)そう、なんだ……。……どこかに墓場があるなら、日当たりのいいあったかい場所だといいな。(だれかに手を掛けられて、大事にされていることが分かる温室の花々に巡らせた眼差しを、最後はゆっくりと天井まで持ち上げて、ぽつりと。お隣で緩やかに紡ぎ上げられるお名前の由来については、こく、と合間に小さな相槌を打ちながら、昔語りを聞くときに似た穏やかな心地で耳を傾けて。)春のみっつのお星さま。晶という漢字、お星さまのことなんだ。生まれた日の星空が、きれいだったんだろうなあ。(夜空を思い描く瞳が、眩げに眇められ。) (05/07-01:53:59)
氷高晶@指令中 > 嗚呼、五月生まれの……(何故か聞き覚えが有ると思えば。連休前、同級生を言祝ぐ際に見掛けた名前の一つだった。)――そうね。(恐る恐る確かめる様な仕草に、かそく息を吐いた。下の名前だけを教えておしまいにしても良かったけれど。報告書に名前を記すとなれば、深葉の不文律からして一年生に「晶さん」なぞと綴らせる訳にはゆくまい。)気にしないで。と云っても難しいでしょうけれど、気にしない様に努めて頂戴。名乗らなかったのが悪いから。暦さんの名前の由来は?(5月43日生まれでは無い事が知れている相手に対し、話題の軌道を戻して。) (05/07-01:40:27)
氷高晶@指令中 > 如何かしら。……(ほろ、と洩れた音は独り言にも似ていて。其の後直ぐに口を噤んだ事から、明確に反論する意思を持っての言葉では無い事が知れよう。)想いが届かなかったり、別れる事に成ったりした姉妹の、タグの墓場と云うものも。有るのよ。哀しいと云うより、淋しさが人知れず眠っていても不思議に思わないわ。(誰から聞くとも無しに耳に入って来ていた其の存在。入学から一月程の、姉妹制度にどんな気持ちを抱いているかも分からない下級生に教えるのは、褒められた事では無かったやも知れないが、何となく口を衝いていた。)誕生日は、春なの。晶は、日を三つ。漢字の成り立ちから付けたそうよ。夜空に一際明るく輝く、3つの澄み切った星の事。(如何やら彼女のスポンジは、即座に水を吸うものでは無く、吸収に多少時間が掛かるらしいと学びつつ有る。無愛想な抑揚と感情に乏しいかおばせも棘を抜かれて、じんわりと沁み込んでゆくのを待つ間に、親族から与えられた名前の解説を静かな声で終えて。) (05/07-01:32:49)
九重暦@指令中 > (そのうち上体ごと傾きそうなほど首を傾げて考え込む時間が十秒か、数十秒。不意に、ぴた、と全ての動きが止まり。あれ……?と、口には出さないまでも、若干顔色に焦りめいたものが滲み始めて。暫しの沈黙ののち、こくりと喉を上下させ。)……ここのえ、こよみです。あの、えっと……あきさ、ま……?(最後は、相手の表情を窺うような。確かめるような。横からお顔を覗き込むかたちで、小さく紡ぎ。) (05/07-01:24:15)
九重暦@指令中 > なるほど……でも、そっか。それなら、大丈夫かな。深葉にいる子だったらおばけでも妖精でも、あんまり哀しい気持ちの子は居ない気がするから。(自分では考え及びもしなかった人間外の存在について語られる声に、納得したよう相槌を打つ仕草もゆっくりと。たとえおばけであっても、深葉の居心地の良さが離れがたくさせているのかもしれないと想像出来れば、先程のような怯えが声音に交じることはなく。笑みのまま話題を締めることが出来ただろう。画面に表示される数字を興味深く見届けて、)……あっ。(指令内容を知り、またも聞きそびれていたことを思い出す。いよいよ名前を知れるとなって、そわつきを落ち着かせるように背筋を伸ばし、口角の上がった顔をお隣へ向け直し。)――あきさん。……あきさん。そっか、あきさんっていうんだ。えっとね、わたしは、……?(秋生まれなのかな、なんて単純な思考を巡らせながら、漸く知ったお名前を幾度も確かめるように嬉しそうに口中でころがした。続けて名乗ろうとして、随分と遅ればせながら会話の違和感を拾い上げ、二度三度と瞬きが繰り返されてゆき。) (05/07-01:16:18)
氷高晶@指令中 > ――「名前の由来を尋ねてください。」……ですって。名乗り合うところからかしら。わたくしは“去年も”此の指令に立ち会ったわ。(確か上級生が引いたものだったけれど。彼女にとっては青天の霹靂とも云えるだろう話しをさらりと織り交ぜて。)晶です。苗字は、氷に高いと書いて、ひだかあき。 (05/07-01:05:32)
氷高晶@指令中 > 哀しい謂われが有るか、幻想的な伝承が残されているか、どちらも似たり寄ったりな存在と云う気もするけれど。(あまりにも純粋無垢できっぱりとした云い様には、シーツを被ったお化けを怖がる小さな子供の姿が窺えるようで、其れを境に話題から口を噤んだ。曇りの日に地表迄届く散乱光は、全ての縁をふんわりと暈している。明日からの試験日程も気にしていない様な朧げな復唱に、思わず、成績への懸念が滲んだものの、ターゲット任せの手ぶらを悟っては事実を確認する事も無く、画面上のサイコロを指先一つの動きで転がした。) [16面1個 12=12] (05/07-00:59:31)
九重暦@指令中 > 試験勉強……。(ぼんやりと復唱しながら、そういえば部屋を出るときもルームメイトが机に向かっていたような、と数時間前の記憶を手繰り。次ぐ提案の声にはっとして顎を引き、)うん、そうしよう。――わあ、すごい。ハイテクだ……!(腕章だけはつけていたものの、タオル以外の手荷物もなく手ぶらで出てきてしまっていたため、まるっとおまかせするつもりで、いそいそ相手の手元を覗き込む。) (05/07-00:51:32)
九重暦@指令中 > (相手の淡とした表情にほんの微かながら険が覗いた気がして、様子を窺うように首を傾けてそおっと覗き込み。やはり人間ではない存在と間違ってしまったことで、気分を害してしまったのかも、と少しだけ眉尻を下げて反省の色。しかし、続く問い掛けには、申し訳無さそうな表情が一度の瞬きを経て不思議がるものに転じ。却って意外げに、お顔を見詰め返して。)えっ……? おばけはおばけだけど……妖精はこわくないよ。だってぜったい、きれいだもん。(腕章をつけた妖精はきっと居ないだろうから、彼女が人間であることはなんとなく理解し始めたけれど。淡い雲と硝子を挟んで柔らかく降る仄かな陽射しが、けぶるように彼女の輪郭を包み込むさまを眺め。自信満々の深い頷きと、いっぱいの笑顔。) (05/07-00:46:50)
氷高晶@指令中 > イベントと連休の最終日だから、外に出てみたのだけれど、試験勉強をなさっている方も多いでしょうね。此処でお逢いしたのも何かの御縁でしょうから、挑戦してみましょう。――指令は二人で同じものに取り組んでみるのでも好いかしら。(遅ればせに許可を求める声に柔く頷いた。彼女がサイコロを持ち歩いているのなら、其れに出目を委ねて。そうでなければ、すい、と指を泳がせてスマホのダイスアプリを振る心算。) (05/07-00:41:56)
氷高晶@指令中 > ―――……(如何にも其れが苦手です、と云わんばかりの反応に、毀れそうに大きな瞳をゆっくりと瞬かせる。自分にしても好ましい話題では無いが故、一先ず、追及しない事にして。理由はわからねど知らぬ場所で探されていたらしき様子に、またもう一つ瞬きを落とす。現実的に、上級生である可能性はまるで浮かばなかったのだろうか? 形良く真一文字に結ばれた口許が些か溝を険しくしたが、名無しの侭に立ち去った側にも責任の一端は有るのだろう。静かに彼女の話しを聞き終えて。)其れで温室、と云う訳なのね。お化けは怖いのに、妖精に邂うのは別に平気なの?(云うまいとした筈が他愛無い疑問に近しい声音はほろりと落ちた。) (05/07-00:35:01)
九重暦@指令中 > うん、園芸部の温室のお世話はもう終わって、あとは寮に戻るだけだったんだ。でも、寄り道した温室でだれかに会えるとは思ってなかったから、今日は運がよかったかも。(幸運を喜ぶように、自分も左腕の腕章をくいとつまんでみせて破顔。敷かれたレースのハンカチを汚さないように、少しの距離を置いて隣に腰を下ろし。)……あっ、お邪魔します。お隣。(と、既に座った状態から、今更ながら声を掛け。) (05/07-00:25:43)
九重暦@指令中 > ゆ……! う、れい。(ぎくりと上擦った響きで復唱した語句は、センテンスがおかしなことになってしまったけれど。先を歩き出した彼女の背を、数拍遅れに追って踏み出せば、揺った髪がぱさりと揺れて。)じゃ、なくて。……合同授業や選択授業で顔を合わせることもなかったし、他のクラスの前を通るときに教室を覗いてみても、全然見つからなかったから。その……深葉なら、桜の樹の妖精さんとか、温室のお花の妖精さんとか、いてもおかしくないのかもって……。(先月も、今日も。花弁を纏うようであった彼女の存在が、春のまぼろしのような、自身の記憶と認識をおぼろげにさせていた。打ち明ける声は段々と、気まずげとも気恥ずかしげともとれるような曖昧な響きに移ろいつつも、硝子越しに注ぐ淡い光の中にあっては、自身の先を歩む足を目にしたところで、未だ現実味を薄れさせるようで。) (05/07-00:18:30)
氷高晶@指令中 > 指令相手を探して此処迄いらしたの?(レースのハンカチを敷き、スカートのプリーツを柔らかに捌き乍ら腰を下ろすと、自分もそうだと改めて明かす様、ボレロの袖に巻き付けた腕章をそっと指先で摘まんだ。) (05/07-00:13:14)
氷高晶@指令中 > 温室に幽霊が出ると云う話は聴いた事が無いわね。――でも、深葉なら、記憶の切れ端みたいな、日記に綴られた想いの欠片みたいな、そう云うものが形を取って出歩いていても不思議は無いかも。(おどろおどろしい噂よりも、長年使われ続けてきた道具や、愛情深く大切にされた物に魂が宿る様な、温かな想いが軈てあやふやな像を持つ、そんな御伽噺。日照をふんだんに取り込む温室も、太陽光の柔らげられた空模様では印象派の絵画めいた明るさにしかならない。)園芸部の活動は新しい温室だと思うけれど。(彼女が後を付いて来るかは定かで無かったけれど。構内をさ迷う幻では無く、足もきちんと生えている事を示す様に軽い靴音を立て、座れる場所へと歩き出して。) (05/07-00:05:16)
九重暦@指令中 > (深葉中の花を思い思いに集めて大きな花束でもつくったように、自由に咲きこぼれる花々に囲まれて歩む姿を目で追い。お互いを視界に捉えあった瞬間、予想通りのお顔であったことを確信し、ぱあっと表情が明るく華やいだ。幸い今日は顔に汚れを残した姿ではなく――ジャージの膝の辺りに多少の土汚れ程度はあっただろうけれど、ともかく深葉生としては恐らく問題無いだろうと思われる範囲の姿で、半ば跳ねるように駆け寄って。)ごきげんよう。よかった、やっぱりあのときの――えっと、…………(そういえば名前を伺っていないのだった、と思い出したところで、はたりと何かに思い至った顔。そろ、と相手の足もとに落とした視線が、やけに真剣な面持ちで靴の下を見詰め。)影……は、ある、よね。(薄曇りの空のせいで、陰影が明瞭ではなく。彼女と自分の影を、熱心に見比べて。) (05/06-23:50:38)
氷高晶@指令中 > (春から夏へ。 移ろう過渡期に有るのだろう温室は、四月に訪ねた折とは雰囲気を違えていた。若草が芽ぐんで緑色の濃淡が印象深くなった屋外と比べると、好き好きに季節の花を寄せ集めた温室内の方が、目を眩ませる様な色彩が目立つ。杜若、ラグランジア、釣鐘草、天竺葵、カーネーション――道の両脇に、将又階段状のプランターラックに、咲き毀れる花々を眺めて歩く。20畳程の広さの折り返しに位置する円形のウッドデッキに沿って半周すれば、恰度、物音を立てた訪問者の姿を確かめる事にもなって。)……あら。――(先ずは頬の辺りをちらと一瞥して仕舞ったのは、出逢いの瞬間を少なからず覚えている証。)御機嫌好う。 (05/06-23:35:41)
九重暦@指令中 > (部活動の当番作業を終え、真っ直ぐ帰寮しても良かったのだが。分かれ道で数秒ほどの思案を挟み、足先は旧温室の方角へと向いた。丸めた軍手をポケットに押し込んで硝子戸に手を伸ばし、びゅう、と一際大きく吹いた風に押されるようにして出入り口を潜ると、素早く扉を閉ざして外気を閉め出してしまう。途端に全身を包み込むあたたかな土と緑の香りに、自然と口の端が緩むまま、視線が石畳の先を辿って、)――あれ。(見覚えのあるふわふわの黒髪に、本日は花弁はついていなかったけれど。新温室と比べ、何処か無秩序に並ぶ鉢植えに囲まれて佇む小柄な背中を認め、ぱた、と瞬きが一つ。) (05/06-23:25:11)
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